はじめに:40代から始まる“なんだかイライラ”の正体
最近ちょっとしたことで怒ってしまう。家族にも、仕事にも、なんとなく余裕がなくなってきた…。そんな“40代のモヤモヤ”に悩んでいませんか?
実は私もそのひとり。小学生の息子とのバトル、夫へのイライラ、猫にも八つ当たりしそうになる日々…これがまさか更年期の始まりだったなんて。
この記事では、そんな「イライラの正体」と「乗り越えるヒント」を、私自身の体験や専門家の知見をもとにお届けします。
なぜ更年期にイライラしやすくなるの?

ホルモンバランスの急激な変化
40代になると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が徐々に減少しはじめます。エストロゲンは「心を穏やかに保つ」働きがあるため、その量が減ることで情緒不安定になりやすくなります。
特に生理前後はその波が激しく、「自分で自分をコントロールできない」と感じる人も少なくありません。
睡眠の質の低下も関係
ホルモンの乱れにより、夜中に何度も目が覚めたり、熟睡感が得られなかったりする人が増えます。睡眠不足は感情のコントロールにも影響し、イライラを増幅させてしまうのです。
私が感じた更年期のサインと“ちょっとした変化”

40代後半になってから、子どもの些細な言動が許せなくなったり、涙もろくなったり…。
ある日、ママ友と飲んでいるときに「それ、更年期らしいよ」と言われ、ようやく納得。
子どもを感情的に叱ってしまうのも、更年期なのか。子どもにホントに悪いことしたな・・・と猛省。
身近な人に相談したり、こうして調べたりすることで、気持ちが少しラクになったのを覚えています。
今日からできる!更年期イライラ対処法

1.「イライラしてる自分」を否定しない
「こんなことで怒るなんておかしい」と自分を責めるのは逆効果。
“今の私は、そういう時期なんだ”と受け入れてみてください。心が少し楽になります。
でも、子どもに当たるのはNG!
2. 深呼吸と軽いストレッチでクールダウン
イライラを感じたときは、まず5秒かけてゆっくり深呼吸を。肩まわりを軽く動かすだけでも、自律神経が整い気持ちが落ち着きます。
これは更年期、これは更年期、と深呼吸するとちょっとだけ楽になります。
3. 漢方やサプリメントを試してみる
「加味逍遥散(かみしょうようさん)」など、更年期に効果があるとされる漢方も人気。
最近では植物性成分でホルモンバランスを整えるサプリも増えており、ドラッグストアやネットで手軽に手に入ります。
身近な人とのコミュニケーションも大事

パートナーや子どもに“伝える勇気”を持つ
イライラしているときこそ、家族に「今ちょっとしんどいかも」と伝えることが大切です。相手に理解してもらうことで、自分自身の気持ちにも余裕が生まれます。
イライラしている旦那も更年期の症状なのかもしれません。
家族みんなで更年期と向き合っていきましょう!
「共感してくれる存在」が支えに
更年期のつらさは、同じ経験をしている友人に話すと驚くほど心が軽くなります。「私だけじゃないんだ」と思えることが、何よりの救いになります。
持つべきものは友達。
リアルだけじゃなくてSNSで同じように悩んでるみんなの声を見るだけでも、自分だけじゃないって実感できると思いますよ。
専門家の力を借りるという選択肢

婦人科では更年期症状に対する相談が可能です。ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、さまざまな治療法があり、自分に合った方法を一緒に探してくれます。
また、精神的な負担が大きい場合は、心療内科やカウンセリングを受けることも選択肢に。ため込まずに、外に出す勇気も大切です。
まとめ:イライラするのは私のせいじゃない!

「更年期=つらい」と決めつけなくても大丈夫。少しの知識と工夫で、毎日がぐっとラクになることもあります。
私もまだ模索中ですが、編み物をしたり、猫をなでたり、小さな楽しみを見つけながら付き合っています。この記事が、あなたのヒントになればうれしいです。
